1964年10月?日(土) 明治大正昭和特集
(2004年11月14日書き起こし改訂)
出演:東京マイスタージンガー、東京放送児童合唱団

    テーマソング

    箱根の山:高沢明+伊津野修+東京マイスタージンガー

男の子:すごーく元気のいい歌だったでしょ?
女の子:今の曲は「箱根の山」、作曲したのは滝廉太郎でした。
宍 倉:ほーう、みんなよく知ってるんだねえ。
男の子:うん、こんなのわけないよ。
宍 倉:ね、君たち、みなさんにご挨拶した?
男の子:ううん。
女の子:まだ。
宍 倉:じゃ、一緒にご挨拶しよう。
三 人:みなさんこんばんは。歌のメリーゴーラウンドの時間です。
宍 倉:え、ところでねえ、君たちだいぶ物知りらしいから、ひとつ聞こうかな。今の「箱根の山」、これいつごろ作られたか知ってる?
二 人:・・・・・・・・・・・・。
宍 倉:うっふふふ、知らないらしいね。これはねえ、明治33年。だから、君たちのおじいさんやおばあさんがねえ、多分まだ子供の頃だったと思うよ。
女の子:ずいぶん昔なのね?
宍 倉:うん。あのねえ、今日は明治時代から大正、昭和にかけてね、えー、子供たちに親しまれた歌をいろいろ歌おうと思ってんの。え、今度は君たちが歌う番じゃなかった?
男の子:うん。「この道」を歌うんだよ。
宍 倉:そう。じゃ、お願いします。え、それでは東京放送児童合唱団が歌います。い、山田耕作作曲の「この道」。

    この道:東京放送児童合唱団

    出船の港:宍倉正信+東京マイスタージンガー

女の子:マイスタージンガーの人たちが、また元気な歌を歌いました。中山晋平作曲「出船の港」でした。
男の子:できた年は昭和3年。
女の子:私たちのおとうさんやおかあさんが子供の頃でした。
宍 倉:え、今度はだいぶよく調べたね。この歌ができた頃はまだ僕が生まれてなかったよ。
女の子:宍倉さん、今度は私たちが「川」を歌うの。
宍 倉:あ、そう。じゃあ、お願いします。え、今度は荒谷俊治さんの指揮で東京放送児童合唱団が「川」を歌います。

    川:東京放送児童合唱団

    城ヶ島の雨:板橋勝

宍倉:え、それでは、今の子供の歌を聴くことにしましょう。え、「かわいいかくれんぼ」や「めだかの学校」などで有名な、あー、中田喜直さん・・作曲です。「もんく」という歌。とっても面白い歌なんですよ。ほーら、聞こえてくるでしょう。動物たちがガヤガヤいっていますねえ。

    もんく:東京放送児童合唱団

外 山:ええ、それではスタジオのみなさん、テレビの前のみなさんと一緒に元気よく歌う番ですよ。先週のお客様はね、とっても元気よく歌って、そして踊ってくださいましたね。
及 川:そうですね。えーっと、今日もスタジオにはたくさんのお客様がいらしてますけれども、今日のお客様は?
外 山:あのねえ、杉並区阿佐ヶ谷団地・舞踊教室のみなさんです。
及 川:舞踊教室?じゃあ、みなさんも踊りはお得意なわけね?
外 山:いや、それはどうか分かりませんよ。それから、えー、今日は、いつもですとお客さまの後ろのほうでニコニコと笑っているお父さまを前に出ていただいて、後ほど踊っていただこうかと思っていますよ。
及 川:それじゃ、ちょっとお客様にお話を伺ってきましょう。
外 山:そうですね。

及 川:はい、みなさん、いらっしゃい。えーと、舞踏教室ってね・・
女の子:はい。
及 川:舞踊教室か、おとうさんもおかあさんも一緒に踊るの?
女の子:いいえ、あの私たちだけで踊るんです。
及 川:あっそう。ちっちゃい人だけね、踊りを習ってんのはね。おとうさま、お家で歌うことある?
女の子:あんまりない、ないです。
及 川:あんまりない?いい声かな?
女の子:あんまりいい声ではありません。
及 川:あんまりいい声ではないの?あ、妹さんだな?やっぱし、おねえちゃん、あんなこと言ってるけど、本当?
妹  :はい。ずっと前に喉をちょっと痛めて・・
及 川:うん。
妹  :あのう、今度治ったから、ソプラノ歌手になるんだなんて言っていたけど。
及 川:ソプラノ歌手になっちゃうの?
妹  :(笑いながら)はいいい。
及 川:おとうさまが?
妹  :はい。
及 川:ソプラノ歌手のおとうさまはどちらにいらっしゃいますでしょうか?
    (スタジオから、返事がある。続いて笑い声が起きる。)
及 川:あ、いらっしゃいました。(父親のところに出向いて行って)どうも。歌のほうではあんまりお子さんの評判があんまりよくないようですけど。あの、学校の成績、音楽などはいかがでした?
男 性:はあ、あのう、子供の頃は、小学校の頃は非常に歌が上手でございました。
及 川:はああ。(笑う)
男 性:あのう、十点と申しまして、当時のは成績で申し上げますと、満点でございました。
及 川:あ、そうですか。あ、じゃあ、あのう、喉がちょっと、喉の調子が悪かったわけですね?
男 性:はい、そうでございます。
及 川:じゃ、今日もソプラノで大いに頑張っていただきます。
男 性:はい。******。どうも。

外 山:ええ、それでは、えー、この前も歌いました「手のひらを太陽に」、これを、1番を小さいみなさん、2番をこちらの大人の方々に歌っていただきます。

    手のひらを太陽に:お客さんたち

外 山:えー、それではこれから「楽しいショティッシュ」をやります。あのねえ・・・
及 川:その前に・・
外 山:うん。
及 川:「手のひらを太陽に」、今度はみなさんで一緒に歌いましょうよ。
外 山:あっ、そうするか。
及 川:ええ。
外 山:うん。それでは、テレビの前のみなさん、それから、スタジオのみなさん、元気よくもう一度歌いましょう。今度は、えー、手のひらを太陽に、手を上げたり、それから、こう振ったりするのを入れてやりましょうね。それでは、アコーディオンの横山さんにお願いしましょう。
及 川:じゃ、テレビをご覧のみなさんは、下の方に歌詞が出ますからご一緒にどうぞ。

    手のひらを太陽に:全員

外 山:えー、それではいよいよ、さっき僕が踊りたくてしようがなかった「楽しいショティッシュ」です。
及 川:外山さん、ねえ。
外 山:うん。
及 川:これも、今日で3回目だからね、さっきのおとうさんを・・・
外 山:あ、そうそう。それでは、おとうさまの代表選手に2人出ていただきまして、一緒にここで踊ってみていただきましょう。それでは、どうぞ。
     (スタジオ、拍手)
及 川:じゃあ、最初にちょっと、えー、踊り方やってみましょう。最初右足から。1,2,3、ポン、1,2,3、ポン。これだけです。じゃあ、早速おとうさんお願いします。
外 山:はい、いいですか?いちにっさん・・
    (外山・及川さん、お父さんたち、歌って踊る)
外 山:そうですね。
及 川:というわけです。(拍手)はい、どうもありがとうございました。
外 山:えー、そういう具合にして、みなさん、スタジオのみなさん、テレビの前のみなさん、元気よく歌って、そして踊ってくださいね。それでは「楽しいショティッシュ」です。

    楽しいショティッシュ:全員

宍 倉:「楽しいショティッシュ」、今日はおとうさんにもやっていただきましたけど、テレビを見ているみなさん、いかがでしたか?じゃ、おしまいにテーマソングを歌ってお別れしましょう。

    テーマソング(エンディング)


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