1964年10月?日(土) 踊り特集
(2004年11月25日書き起こし改訂)
出演:東京マイスタージンガー、東京放送児童合唱団

    テーマソング

    アビニヨンの橋の上で:東京放送児童合唱団

宍 倉:やあ、みなさんこんにちは。え、今日の歌のメリーゴーラウンド、初めの歌は、東京放送児童合唱団が歌った「アビニヨンの橋の上で」。楽しい歌でしたね。(割り込むように世良さんと松尾さんが「アビニヨンの橋の上で」を歌いながら踊り始める)え、今日は、いろいろな踊りの歌を、東京放送児童合唱団と、それから、ぼくたち東京マイスタージンガーが歌うことになっています。
宍 倉:ねぇ、二人とも、静かにしてよ!
世 良:あ、宍倉君、いいことを思いついたんだ。
宍 倉:なーに?
松 尾:今「アビニヨンの橋の上で」を歌ったでしょう?
宍 倉:うん。
   (二人、また歌いだす)
世 良:ねえ、だから、今日はねえ、踊れる歌をやったらいいと思うなあ。
宍 倉:そんなこと決まってんの。もう言っちゃったもん。
世 良:あ、そう。
松 尾:ほんとう。
宍 倉:うん。
松 尾:それじゃ、踊れる歌と・・・踊れる歌、踊れる歌・あっ・・・・「サンバ・ブラジル」。これ、どう?
宍 倉:それもやることに決まってんの!
松 尾:あ、そう。
宍 倉:ね、それより君たち衣装着けなくちゃあ。
世 良:あ、もうそんなの?大変。やろう!
宍 倉:困ったなあ。
    え、それではここで、え、改めてご紹介しておきましょう。いつもこの番組で楽しそうにアコーディオンを弾いてくださっている横山太郎さんです。
こんばんは。あのねーえ・・
横 山:はい。
宍 倉:えー・・・横山さん、これからね・・
横 山:ええ。
宍 倉:僕たち、踊りの歌をね・・・
横 山:そうですねえ。
宍 倉:どんどんやっていくんですけどね。
横 山:踊りのねえ。
宍 倉:横山さん、こういった歌お好きですか?
横 山:大好きなんですよ。ほんと、踊りの歌っていうのはねえ、一番楽しいし・・・・ほら、あのう、外国なんかじゃねえ・・
宍 倉:ええ。
横 山:よく、あのう、アコーデオンかかえて、囲んで、みんなで歌ったり踊ったりね・・
宍 倉:えぇえぇ。
横 山:ずいぶん楽しいことやるんですけども。
宍 倉:えぇえぇ。横山さん、かつて日本でそういうご経験あります?
横 山:ありますよ。あのう、みなさんと一緒にねえ・・
宍 倉:ええ。
横 山:キャンプとか・・
宍 倉:ああ。
横 山:それから、えー、ハイキングなんか行ってね・・
宍 倉:ああ、そうですか。
横 山:(アコーディオンは)ちょっと重いけれども、でも楽しいですね。
宍 倉:あ、そうですか。あのねえ、今日はこれから「サンバ・ブラジル」をやるんですよ・・
横 山:ええ。
宍 倉:横山さん、弾いていただけますか?
横 山:じゃ、早速やりましょう。
宍 倉:そうですね。

    サンバ・ブラジル:宍倉正信+東京マイスタージンガー

    五匹のこぶたとチャールストン:東京放送児童合唱団

宍 倉:え、東京放送児童合唱団の陽気な歌は「五匹のこぶたとチャールストン」でした。じゃ、今度はね、ワルツです。
世 良:(割って入って)えっ!ワルツだって?
松 尾:ワルツは得意なんだよ。うん。
世 良:いいね。横山さん、ワルツ弾いてくださーい。
    (横山さんが「メリー・ウィドウ・ワルツ」を弾きはじめる。)
宍 倉:おいおい。
    (世良さんと松尾さんがワルツを踊る。)
宍 倉:違うんだって。君たちじゃないの。ちょっと引っこんでてくれない?
松 尾:あ、痛い痛い痛い痛い・・・(つまみ出される)
宍 倉:え、それでは引き続いて東京放送児童合唱団の歌で「ねこのワルツ」です。

    ねこのワルツ:東京放送児童合唱団

   (世良さんと松尾さんがダンスの練習をしている)
宍 倉:ねえ、君たち、こんなところでどうしてんのよ。
世 良:ほら、メキシカン・ハット・ダンスでしょう?だから、その練習。
松 尾:おひげ生やして、この、はい。この衣裳。
宍 倉:練習はいいけどねえ、あの、みんな待ってるから、向こうへ行こう。
世 良:あっ、じゃ行こう、一緒に。

    メキシカン・ハット・ダンス:東京マイスタージンガー

宍 倉:え、今度はキューバの踊りのリズム、ルンバで「ピーナッツ売り」です。
松 尾:ルンバだってさ。
世 良:ルンバ、お得意!タッタカタッタッタタタタ・・・
松 尾:オーイ、横山さん・・横山さん・・
宍 倉:まあまあ、並んで。今、始まっちゃうから。
世 良:そう?
宍 倉:それでは「ピーナッツ売り」です。

    ピーナッツ売り:高沢明+東京マイスタージンガー

    パパはママが好き:東京放送児童合唱団

宍 倉:「パパはママが好き」でした。
松 尾:あーあ。はいーや。
世 良:あーあ
宍 倉:あれ?君たち、どうしたの?
世 良:つまんなくなっちゃったの。
宍 倉:どうして?
松 尾:ぼくたち踊りが得意なんだけどね・・
世 良:みんなが認めてくれないの。
宍 倉:そんなことないよ。
    (回りの仲間が、そんことないとか上手いとかドンマイとか言ってくれる)
世 良:ほんと?
宍 倉:ほんとだよ。
松 尾:じゃ元気を出して踊ろうか、ひとつ。
世 良:何がいいかねえ。
松 尾:ポルカはどう?
世 良:ポルカ、ポルカ、ポルカ!「ビヤだるポルカ」!

    ビヤだるポルカ:外山浩爾+東京マイスタージンガー

宍 倉:さあ、今度はみなさんと一緒に歌う番ですよ。
及 川:今日もスタジオにはたくさんの家族の方がみえていらっしゃいます。今日のお客様は?
宍 倉:今日のお客様はね、東京都目黒区自由が丘のみなさんです。みなさん、ようこそ。
    (スタジオ、拍手)
及 川:みなさん、ご一家お揃いでいらっしゃってるわけね?
宍 倉:そうですね。
及 川:それじゃ、ちょっとお話を伺ってみましょう。
宍 倉:はい、お願いします。
及 川:みなさん、いらっしゃい。・・・・おかあさんは、お歌はお得意でございますか?
女 性:はー、得意というより大好きのほうでございます。
及 川:あ、そうでございますか。お家でいつも一緒にお子さんと歌ったりなさいますか?
女 性:そうですね。よくやっております。
及 川:あ、そうですか。今日もよろしくお願いします。
    はい、いらっしゃい。こんにちは。
女の子:こんにちは。
及 川:今日は、おとうさん、おかあさんと・・?
女の子:坊やと一緒に来たの。
及 川:そう、4人でね。今日も一生懸命歌ってね。
    おばあちゃんでいらっしゃいますか?
女 性:こんにちは。
及 川:今日はお孫さんと一緒ですね。
女 性:はい。
及 川:僕は幼稚園?
男の子:幼稚園。
及 川:そう。じゃ、お歌お好きでしょう?
男の子:好きです。
及 川:そう。しっかり歌ってね。
    このように、みなさん、一緒に歌うのをとっても楽しみにしていらっしゃいます。

宍 倉:さあ、早速歌うことにしましょう。え、きょう始めに歌う歌は「手のひらを太陽に」、こういう歌です。え、まず東京放送児童合唱団と、ぼくたち東京マイスタージンガーが歌いますから聴いていてください。はい、入ってくださーい。
及 川:はい、お願いします。

    手のひらを太陽に:東京放送児童合唱団+東京マイスタージンガー

宍 倉:はい、どうもありがとう。さあ、それでは今度はみなさんも一緒にお歌いください。
及 川:テレビをご覧のみなさんは、下のほうに歌詞が出ますから、それを見て一緒に歌ってください。それでは横山さん、お願いします。
宍 倉:お願いしまーす。

    手のひらを太陽に:全員

宍 倉:さあ、今度は「楽しいショティッシュ」です。
及 川:先週・・やりましたが、これはすぐ覚えられるような踊りがついています。今日もう一度おさらいしてみましょう。
宍 倉:あ、あのね、及川さんねえ・・・(及川さんに、耳打ちする)
及 川:あ、それはいいや。今日のおさらいは、東京マイスタージンガーの中で大変踊りの上手なお二人に出ていただいて、やっていただきましょう。みなさんもお分かりですね?世良さーん、松尾さーん。お願いしまーす。
世 良:はーい。
宍 倉:はははははははは、ははははははは。
及 川:じゃ、二人で「楽しいショティッシュ」の踊りをお願いします。
世 良:はーい。

    楽しいショティッシュ:及川

宍 倉:うまい、うまい。はははははははは。(拍手)
及 川:みなさん、お分かりになりましたね。
宍 倉:さあ、じゃあ、早速はじめましょう。みなさんもご一緒にどうぞ。

    楽しいショティッシュ:全員

宍 倉:それでは、おしまいにテーマソングを元気に歌ってお別れしましょう。

    テーマソング(エンディング)


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