1964年8月29日(土) 夏休み特集
(2004年11月14日書き起こし改訂)
出演:東京マイスタージンガー、杉並児童合唱団

    テーマソング

みのる:8月29日土曜日、今日は歌のメリーゴーラウンドのある日だ。

宍 倉:みなさん、こんにちは。宍倉正信です。夏休みももうそろそろ終わりに近づきましたね。え、今日はね、この絵日記・・・この絵日記を見ながら夏休みの楽しい出来事を振り返ってみることにしましょう。この絵日記を書いたのはね、東京の小学生のみのる君なんです。え、みのる君は田舎のおじさんのところへ遊びに行ったようですよ。

みのる:8月17日、目が覚めてびっくりした。鳥がいっぱいで栗の木もよく見えない。だけど、東京のスモッグに比べるとずっと気持ちがいい。

    牧場の朝:板橋勝+東京マイスタージンガー

みのる:8月19日、草刈りの手伝いをした。おじさんたちは平気なのに、ぼくは腰が痛くて草が憎らしくなった。

    車にゆられて(ラ・クカラーチャ)(メキシコ民謡):杉並児童合唱団

みのる:8月20日、昼からスイカを食べてセミ取りに行ったら、ヘビがこっちを見ていたので帰ってきた。

    森へ行きましょう:杉並児童合唱団

みのる:8月21日、弟が寝ぼけて、ハト時計が鳴いているから学校へ行かなくちゃ、と言ったので、おじさんもおばさんも一日中思い出して笑っていた。でも、カッコウの声は本当にハト時計みたいだな。

    歌うよカッコウ:杉並児童合唱団

みのる:8月24日、田舎の夕焼けはきれいだ。その中を数え切れないほどたくさんの赤トンボが飛んでいた。田舎のトンボはよく太っている。

    赤とんぼ:宍倉正信+東京マイスタージンガー

みのる:8月26日、晩ご飯が終わってから、おじさんが面白い話をしてくれた。

    待ちぼうけ:ボーカル・ショップ

みのる:8月27日、東京にいる友達にはがきを書いていたら、急に東京へ帰りたくなった。僕のふるさとは、どうも東京らしい。東京にいるお父さんは、今頃一人でどうしているかな。

    ふるさと:三林輝夫+東京マイスタージンガー

みのる:今日はお祭りだ。みんなおめかしして嬉しそうだ。

    村祭り:世良明芳+東京マイスタージンガー

宍 倉:みのる君の絵日記は楽しい思い出でいっぱいでしたね。
    じゃ、今度はみなさんと一緒に歌いましょう。えー、今日お招きしたお客様は、横浜市戸塚区「赤い実の会」のみなさんです。
     (スタジオ、拍手)
    え、それでは、先週も歌いました「幸せ作ろう輪を作ろう」、この歌を歌いましょう。え、この歌、もうみなさん覚えましたか?えー、まず始めに東京マイスタージンガーが、1,2,3番通して歌います。(アコーディオンの横山さんに)じゃあ、どうぞ。

    幸せ作ろう輪を作ろう:東京マイスタージンガー

宍 倉:さあ、もうみなさん大丈夫ですね?えー、この歌、前半は、あー、いちに、いちに、と、やっぱり力強く、後半はマーチ風にもちろん、いちっ、こう足踏みをするような感じですね。えー、力強く、そして明るく歌ってみましょう。じゃ、みなさんもご一緒にどうぞ。横山さん、お願いします。

    幸せ作ろう輪を作ろう:全員

宍 倉:さあ、じゃ今度は今月の歌「線路は続くよどこまでも」。この歌は、もうみなさんすっかり覚えましたね?え、途中で、シュッシュッシュ、ピストンのまねとか、ポッポー、やってくださいね。それでは、しゅっぱーつしんこーう!

    線路は続くよどこまでも:杉並児童合唱団

宍 倉:えー、夏休みもいよいよ終わりになってしまいましたが、みんな、宿題終わったかな?あのねえ、ぼくもみなさんぐらいの頃にねえ、なんか宿題がもうたまってしまってね、終わりの頃になってもう夢中になってやったことあったけど、みなさんはどうかな? そんなことないかな?あのねえ、えー、みんな、みのる君のように絵日記書いたと思うけれども、みんなの思い出、どんな風だろうか?えーと、山へ行ったり、それから海へ行ったり、いろいろあると思うな。あのねえ、ぼくはー、行くとすればね、たいがい山なんです。っていうのはね、海に行くとね、泳がなきゃならないでしょう。あんまりねえ、ぼく、泳ぎがねえ、得意じゃないんだ。だからねえ、つい、山へ行ったり野原へ行ったり、そんなぐらい、んー、そんなことぐらいしかね、できない。あ、それからねぇえ、みんな、学校始まるでしょう?するとねえ、病気じゃいけない。食べ過ぎたり、それから、飲みすぎたりしないように。寝冷えもしないようにね。じゃ、今日の歌のメリーゴーラウンド、そろそろお別れ。じゃ、おしまいにテーマソングを歌ってさよならです。じゃ、また来週。

    テーマソング(エンディング)


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