1964年6月27日(土) 食べ物の歌特集
(2004年11月14日書き起こし改訂)
出演:東京マイスタージンガー、ビクター少年合唱隊
ゲスト:弘田三枝子

    テーマソング

    おなかのへる歌:ビクター少年合唱隊

宍 倉:やあ、みなさん、こんにちは。宍倉正信です。今の歌、面白かったですねえ。ビクター少年合唱隊の歌った「おなかのへる歌」でした。
    あー、おなかすいちゃったなあ。じゃあねえ、おなかの空いたところで今日のメリーゴーラウンド、食べ物の歌を歌うことにしましょう。
    あ、それからねえ、きょうは弘田三枝子さんも来てるんですよ。ミコちゃんもねえ、とっても食いしんぼなんだって。じゃあね、ミコちゃんにもねえ、食べ物の歌を歌ってもらいましょう。初めは何の歌かな?

    お江戸日本橋:弘田三枝子

宍 倉:食べ物に関係のない歌だと思ったら、おまんじゅうが出てきましたね。え、ミコちゃんの歌で、「お江戸日本橋」でした。
    え、昔の人もやっぱり旅をするときには食べ物の楽しみがあったわけですねえ。えー、歩いて旅をした昔の人。今は飛行機だとか汽車などに乗って旅をしますけども、汽車の旅、これもまたおいしいものがたくさんあるんですよ。

売り子:えー、アイスクリーム。えー、アイス。えー、アイスク・・・
宍 倉:一つください。
売り子:あ、毎度どうもありがとうございます、どうも。はい、ありがとうござい。
宍 倉:ほーらね。
売り子:えー、アイスクリーム。
及 川:アイスクリーム!
三 林:アイスクリーム!
売り子:はいはい、毎度ありがとうござい。ありがとうございます。どうも。
及 川:ぼくにも一つください。
売り子:あぁ、毎度ありがとう。
及 川:はい。どうも。

    アイスクリームの歌:東京マイスタージンガー

    ボンボン・キャラメルの歌:外山浩爾+東京マイスタージンガー

    バナナをたべるときのうた:弘田三枝子

弘 田:あらっ、焦げ臭いわよ。ちょっとー!焦げ臭いぞー!

    (パンの歌):ビクター少年合唱隊
    (僕の焼いたパン、真っ白なパンが、真っ黒け、、、)

宍 倉:(鼻歌を歌いながら)あ、あ、あ、あ。あぁっと、やぁ、みなさん。これ、おいしいですね。甘いのや、酸っぱいのや、それからハッカなどもあってね。みなさんにもあげたいんだけどさあ。ね、今はいいでしょ?うーん・・・食べてばっかりでいないで、ちょ、ちょっとね、お話しましょう。
あのねえ、みなさん、このドロップのできたお話知ってる? わけ? 分かんない? あそう。じゃあねえ、ミコちゃんに歌ってもらいましょう。

    ドロップスのうた:弘田三枝子

    フルーツサラダの歌:三林輝夫+世良明芳+及川慎+外山浩爾+東京マイスタージンガー

宍 倉:さあ、じゃあ、今度はみなさんと一緒に歌いましょう。
    え、きょうのお客様は、品川区南大井のみなさんと、それから板橋区の向原のみなさんです。この二つのグループのみなさんは、とっても歌が好きなんだそうです。えー、またみなさんも一緒に手拍子を打ったり、大きな声で歌ったりしてください。
    「コックのポルカ」、これをまた歌いますけどもねえ、え、まず始めに弘田三枝子さんに歌っていただきましょう。じゃ、ミコちゃん、どうぞ。
弘 田:はい!
宍 倉:あのねえ。
弘 田:はい。
宍 倉:この歌詞、とっても面白いでしょう?
弘 田:ええ。
宍 倉:あのねえ、身振り手振りを面白くやってください。
弘 田:はい分かりました。
宍 倉:お願いします。
弘 田:はい。

    コックのポルカ:弘田三枝子

宍 倉:どうもありがとう。
弘 田:どうも。
宍 倉:あのねえ。
弘 田:はい。
宍 倉:今の歌詞に出てきたコックさん、
弘 田:はい。
宍 倉:自分はとっても料理がうまいんだけど、結局自分で食べられないで
弘 田:はい。
宍 倉:お茶漬け食べたなんてね、かわいそうでしたね。
弘 田:かわいそう。
宍 倉:(笑)ところで、ミコちゃんは何か自分で作りますか、料理を?
弘 田:ええ。もうごく簡単なものは作れます。
宍 倉:ああ、どんなもの?
弘 田:目玉焼きとかね(笑)。
宍 倉:へっへっ。
弘 田:でも、私はすぐ食べちゃうほうですから。
宍 倉:ああ、自分でね?
弘 田:はt。
宍 倉:ぼくもね、自分でちょっと作るんですよ。
弘 田:あ、そうですか。
宍 倉:ええ。
弘 田:どんな?
宍 倉:やっぱり、目玉焼きなんかね、あれ簡単だから作るけど、もうひとつある。
弘 田:はあー。
宍 倉:あのね。
弘 田:はい。
宍 倉:いま、いろいろ売ってるでしょう?あのー、即席ものね。あれ、お湯をジャーっとかけて・・
弘 田:あら、あれ、作ったうちに入らないじゃないですかぁ。
宍 倉:(笑)じゃあ、どうもありがとうございました。
弘 田:どうも。
宍 倉:さあ、じゃあ今度は、みなさん、歌ってくださいね。えー、大きな声で。手拍子も、大っきくやってください。じゃ、横山さん、お願いします。

    コックのポルカ:お客さん

宍 倉:さあ、じゃ、今度は今月の歌「やまびこさんこんにちは」です。え、この歌は今度でもう4回目ですねえ。みなさん、もうすっかり覚えたと思うけども、もう一度ね、小さい人たちのためにやっときましょう。じゃ、お願いします。

    やまびこさんこんにちは:宍倉(アコーディオン伴奏で1番だけ歌う)

宍 倉:さ、もう大丈夫でしょう?え、みなさんもね、大きな声でやってくださいよ。小さな声でやっちゃダメね。はい。じゃあ、始めまーす。

    やまびこさんこんにちは:東京マイスタージンガー+ビクター少年合唱隊?

宍 倉:あのねーえ。ぼくがさあ、ちょうど君ぐらいのときかなあ、チョコレート買ってもらってよーく食べたんだけれども、みんな、どんなものが好きかなあ、食べるもので?
女子1:チョコレー、あの、チョコレートが好き。
宍 倉:チョコレート?君は?
男子1:ぼく、果物だったら何でもいい。
宍 倉:あそう。私は?
女子2:おせんべい。
宍 倉:おせんべい。ぼくは?
男子2:バナナ。
宍 倉:バナナ?そう。その他に、なんかアメやなんか食べる?甘いもの。
子供達:はい。
宍 倉:アイスクリームだとか。
男子3:はい、食べます。
宍 倉:そう。あのねえ、夜食べたときなんかさあ、ちゃんと、あの、歯を磨いてちょうだいよ。あ、は、ね。虫歯できちゃうもんね。ぼくも、今なんかできかかってるんだけどもさあ。やっぱりね、そういう時は早く歯医者へ行かないとね、直んないもんね。それからねーえ、あのう、みんなの家で料理、おかあさん、どんなもの得意かな?・・・・・・・・・・・あたしは、どんなもん?
女の子:・・・・カレーライス。
宍 倉:カレーライスね。
男の子:はい。
宍 倉:うーん。なーに?
男の子:サラダとかカレーライス。
宍 倉:あーそう。やっぱり大体おんなじだね。あ、それからねえ、あの、遠足なんか行った時にさあ、あのう、ただ食べるだけじゃなくてさあ、歌も歌ってね。おっきな声でさあ。あのう・・、海の行った時なんか・・・ねっ、あれでもいろんな歌があるでしょ?(「海は広いな、大きいな、」を歌いだす。)知ってるでしょ?
子供達:はい。
宍 倉:ちょっと歌おうか?
    (宍倉さんと子供たち、一緒に「海」の1番を歌う。)
宍 倉:うん。なかなかいいけど、もっとね、元気よく歌わなきゃあ。
子供達:ふふー。
宍 倉:海ってこんなに広々としてるもんね。じゃ、家へ帰っても、あのー、元気で歌ってちょうだい。
子供達:はい。
宍 倉:じゃあ、きょうの、おー、メリーゴーラウンド、これでお別れにしますけども、おしまいにテーマを元気よく歌ってお別れしましょう。

    テーマソング(エンディング)

【コメント】
冒頭の「おなかのへる歌」は、「どうしておなかが減るのかな、、、」で知られる歌です。「ボンボン・キャラメルの歌」 この愉快な曲のスタイルだったら、ボーカル・ショップが歌ってもよかったのですが、この番組ではマイスターが歌っています。この回にはボーカル・ショップの面々の声が聞こえなかったようです。このころ、アニメ・ソングの売れっ子になりかけていましたから、NHK以外の仕事の都合で出演できなかったのかもしれません。今回は最後に時間が余ったらしく、司会者とゲストの子供との間でぎこちないアドリブのやりとりがなされていました。


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