1964年11月21日(土) 仕事の歌特集
(2004年11月25日書き起こし改訂)
出演:東京マイスタージンガー、杉並児童合唱団

    テーマソング

宍 倉:みなさんこんばんは。さあ、歌のメリーゴーラウンドの時間です。
    きょうは、最初に杉並児童合唱団がとても面白い歌を歌います。歌は、これです。

    私はだれでしょう:杉並児童合唱団

宍 倉:いろいろな仕事のものまね遊び。面白かったでしょう?みなさんもね、お家でいろいろとやってみてください。
    さて、11月23日は勤労感謝の日ですね。一生懸命働くということは本当に尊いことです。そこで、きょうはいろいろな仕事の歌を集めてみました。まず最初に、杉並児童合唱団が「村の鍛冶屋」を歌います。

    村の鍛冶屋:杉並児童合唱団

    街の小さな靴屋さん:ボーカル・ショップ

宍 倉:「街の小さな靴屋さん」でした。靴といえば私たちの生活から切り離して考えることはできませんが、まだ靴がなかったころ、えー、日本の履物としては、げた、ぞうり、わらじなどがありましたね。昔の人は、このわらじを履いて旅をしたものです。もちろん、その頃は汽車なんかありませんでしたから、乗り物といえば、馬かかごぐらいですね。馬の旅。馬にまたがって馬子唄などを聴きながら旅をする。それもまた楽しかったでしょうね。

    箱根八里は(日本古謡):及川 慎

宍 倉:また昔のお話になっちゃうけど、え、まだね、エンジンとかモーターがなかったころのお話。え、人々がね、いろいろと工夫をして、その挙句に考えついたのが風を使うということでした。つまり、風を使って機械を動かすんですけども・・・・。ね、大っきな風車を作りました。え、ところがね、この風車ができたおかげで人々はだんだん無精者になってしまったんですね。どう、どうしてかって?それはねぇ、今度のこの歌を聴いてください。

    こなひきのおじさん(フランス民謡):杉並児童合唱団

宍 倉:今度の歌も昔の仕事を歌ったものなんです。え、エンジンもモーターもなかったころ、っというと、みんなはまたおんなじことをいうんだなと思うでしょう。ところがね、これから先が違うんです。大勢の人が、陸から船を引っ張っていくんです。ほら、こういうと、もうみなさん分かったでしょう。まだ分かんない?ほらぁ、ロシアの歌であるでしょう。

    ボルガの舟歌:東京マイスタージンガー

宍 倉:みなさんのよーく知っている「ボルガの舟歌」でした。
    え、きょうはいろいろな仕事の歌を歌いましたけども、中にはねえ、眠りながら仕事をするなんていう怠け者がいましたね。
    え、ま、とにかく、いろんな歌を歌って仕事をしたので、もう、こう、お腹がぺっこぺこになっちゃった。だからね、今度はね、ものをつく、たべものを作ってね、ひとつ食べてしまいましょう。この歌はもう、みなさんはね、この時間と、それから「みんなのうた」で多分知ってると思います。「コックのポルカ」、これを僕たち東京マイスタージンガーが歌います。

    コックのポルカ:東京マイスタージンガー

外 山:さあ、今度はみなさんといっしょに楽しく歌いましょう。
及 川:テレビの前のみなさんも、スタジオのみなさんといっしょに大きな声で歌ってくださいね。
外 山:及川君、ねえ。
及 川:はい。
外 山:え〜、今日のお客様は、どういう・・・
及 川:今日はねぇ、横浜市鶴見区の鶴見町からいらっしゃいました。
外 山:あ、そうですか。
    みなさん、ようこそいらっしゃいました。
    (スタジオ、拍手)
    それではお客様にお話を伺ってください。
及 川:はい。

及 川:あ、ぼくは幼稚園?
男の子:そう。
及 川:そう。なんかねえ、おけいこしてる?
男の子:してます。
及 川:なに?
男の子:折り紙。
及 川:折り紙やってんの。いろいろ折れる?ツルなんか折れるかしら?
男の子:折れない。
及 川:あとは、なんかお習いしてる?
男の子:あと、ピアノ。
及 川:ピアノやってんの?ピアノ弾けんの?そ、どういうの弾ける?
男の子:「蜂と蝶々」。
及 川:「蜂と蝶々」、そう。はい、どうもありがと。
    今度は、おかあさまにお聞きしてみましょう。えーと、お料理は何がお得意ですか。
母 親:(笑い)ギョウザなんです。
及 川:あ、ギョウザですか。ちょうや、そうですね、横浜っていうと中華街も近いですしね。
母 親:そうですねぇ。
及 川:お子様方は、なにがやっぱりお好きなんですか。
母 親:みんな家中で好きなんですね。
及 川:あ、ギョウザが、ですか?おかあさまが教育なさったのかな。ギョウザ食べてると声の調子などいかがでしょう?
母 親:やはりいいですね。
及 川:あ、そうでございますか。どうもありがとうございました。
    え〜と、何年生?
男の子:幼稚園。
及 川:あ、まだ幼稚園。大きいね。じゃ、もうね、来年学校でしょ?ランドセルなんか買っちゃった?
男の子:まだ。
及 川:まだ買ってくれない。そう。じゃあねえ、今度は。お歌は?
男の子:大好き。
及 川:大好きなの。そう。じゃ、きょうも大きい声で歌ってちょうだいねえ。はい、どうもありがと。
外 山:それでは、最初に「歌えやランラン」、この歌を歌いたいと思います。
及 川:外山さん、ねえ。これは先週もやったけど、あのう、歌いながら・・・・こんなことやったね?
外 山:そう、そう、そう、うん。あのう、これねえ、歌いながらやるっての、とっても難しいのよね。
及 川:うん、うん、うん。ちょっとその辺、ちょっと難しかった。
外 山:あそう。ぼくはねえ、ちゃんとできるはず。いまちょっとやってみようか。
    「歌えやランラン、歌えやランラン・・・・」
及 川:なんか危なっかしいなあ。
外 山:あっそう。それじゃあねえ、ここでいいことがある。あのねえ、ボーカル・ショップのみなさんに出ていただいてねえ、あの、やっていただきましょう。
及 川:ああ、それがいいや。
外 山:あの、彼らは、とってもねぇ、こういうことやるの器用だから。
及 川:はい、ボーカル・ショップさーん。
V・S:はーい。

外 山:えー、ここでテレビのみなさんにご紹介をしておきます。ボーカル・ショップに新しいメンバーが、えー、入りました。小保方淳さん。あのメガネをかけてる方です。
    ええ、小保方さん。
小保方:はい。
外 山:マイスタージンガーはご承知のようにね、その、歌うほかに踊ったりなんか大変ですから大い に頑張ってやってください。
小保方:はい。やってみます。
外 山:それでは。

    歌えやランラン:ボーカル・ショップ

外 山:はい、どうもありがとうございました。
V・S:はい、どうもありがとう。
外 山:というわけで、これをテレビの前のみなさん、スタジオのみなさんと一緒に歌いたいと思います。
及 川:さあ、それでは始めましょう。

    歌えやランラン:全員

外 山:えー、たいへん、みなさん、おじょうずにできたと思います。
及 川:そうね。
外 山:次は、続いて「パパはママが好き」
及 川:外山さん、ねえ・・・
外 山:それはもう、言わなくても分かってる。先週やったようにやればいいんでしょう。あのね、ママ(パンパン)美人で(パンパン)・・・
及 川:違う!違うの。
外 山:どうして?
及 川:きょうは違うの。
外 山:どうやるの?
及 川:きょうのはね。ママ(パパパン)美人で(パパパン)・・・違うでしょう。
外 山:あ、そう。
及 川:きょうはね、3つ。ママ(パパパン)・・・
外 山:そうだろうと思ってたんだ。
及 川:あれっ。ちゃっかりしてんなあ。
外 山:それではねえ、お客様の中の、あの、前川さんのご家族に出ていただいて、テレビの前でやっていただきましょう。
及 川:そうね。
外 山:それでは、どうぞ。
及 川:お願いします。
外 山:はい、前へ。出てきて下さい。
及 川:じゃ、ぼくたちが歌うからね。

    パパはママが好き:外山、及川

外 山:はい、どうもありがとうございました。
     (スタジオ、拍手)

外 山:それでは、テレビの前のみなさんもご一緒に1番、2番・・・ね・・・
及 川:はい、スタジオのみなさん、用意できましたか?
外 山:テレビの前のみなさんも元気よく。

    パパはママが好き:全員

宍 倉:それでは、きょうの歌のメリーゴーラウンド、おしまいにテーマ・ソングを歌ってお別れしましょう。じゃ、また来週。さよなら。

    テーマソング(エンディング)

コメント
この放送から、ボーカル・ショップに小保方淳氏が新加入。伊津野修氏と交代(?)。


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