●はじめに

私はモノを捨てることが苦手です。実家に残されていた物の量を見ると私の両親も同様だったようで、遺伝です。 1985年に母が、1996年に父が亡くなり、京都の実家は空き家になりました。私は社会人になって京都を離れてからも、生活で溜まったものを自宅から空き家の実家にせっせと移して溜め込んでいき、両親の遺物と混ざっていきました(下写真)。

2012年、実家を処分することになり、私は代わりの置き場所を探して、トランクルーム、信州の古民家、近郊の既存不適格再建築不可中古住宅物件等々を比較検討し、結局、バブル経済期に建てられて時代が変わって激安になったリゾートマンションを買って置き場にするのが最も安く済む(捨てるという選択肢を除いた場合)という結論に至り、断固敢行しました。

2012年8月に移動して1年余りかけて、東京の自宅から休日に何度も出向き、あり合わせの段ボール箱に未整理で詰め込んでいた物を、長期保存に耐える統一箱に分類して詰め替え、さすがにどうしようもない物だけは捨てて、ようやく全体像が一覧できるようになりました(下写真)。

このサイトは、そうして山梨県富士山麓世界文化遺産内にある某リゾートマンションの一室に集積された、ある家庭の遺産の、ほんの一部をご紹介するものです。2013年8月9日に「反断捨離の館」として仮オープンし、一時フェイスブックページ上に移行したのち、2014年4月8日に「家庭遺産の館」としてリニューアルオープンしました。

●この一家に関する関連サイト
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本館はバーチャル館であり、今のところ実物の公開はしておりませんが、どうしても実物を見たい、という物好きな方がいらっしゃるようでしたら、上記アドレスまでお問い合わせ下さい。