●ニプコー円板

テレビの父、高柳健次郎氏の伝記を読んで感動した小学生の私は、機械走査式テレビジョンを自分で作ろうともくろみ、らせん状に穴を開けた走査板(ニプコー円板)を送受信用に2枚作り、既に入手困難だった光電管の代わりに太陽電池を使って送像を試みましたが、失敗しました。そんな簡単にできるのなら高柳先生も苦労しなかったはず。よく考えず準備も手抜きで直観だけで突っ走ってやりっ放すのは、私の人生そのものです。